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オキアミの生とボイルについて

 

オキアミとは、南極海に生息する大型のプランクトンの一種で、流氷下の藻類を餌として6〜7cm程度まで成長します。
南氷洋産の甲殻類で、現在は欠かす事の出来ない海釣りの万能エサで、マキエやサシエに使用します。
生(なま)とボイルがあり、ボイルはグレ釣りやマダイ狙いでエサ持ちが良い為、好んで使用される釣り人もおられます。
魚の食いには、生(なま)もボイルもあまり変わりませんが、マキエとしてボイルを使用する釣り場では、ボイルをサシエにした方が釣果が良いようです。
最近、生の食いが良いのか?ボイルの方が良いのか?とこだわる釣り人が増えて来ましたが、釣り場に慣れたエサを使用するのが良いと考えられます。
生は、自己消化が激しく保管に大変気を使う商品なので、釣り場が遠隔地や離島など、運搬や管理に困難な釣り場(エサの取り扱い店)では、ボイルを好んで商品化されました。
生と違いボイルは何故価格が高いのでしょうか?
それは、加工工程で、大変な費用と手間、時間がかかる為なのです。トロール船で網揚げされたオキアミは、船内で海水を真水に変換し熱湯にします。その熱湯が均一に並べられたオキアミの上をシャワー状態でふりかけ、ボイルが完成します。この高技術をこなせるのは日本だけと言われています。

若狭湾では、オキアミをエサとして使用したのは昭和40年代後半からですが、サシエもマキエも生を使用した為、現在も生が主体になっています。
オキアミは、白や赤っぽいもの、抱卵ものとサイズ、質共さまざまで、刺し易いのは白で上質ですが、見栄えが良いのと刺し良いだけで、釣果にはなんら変わりがありません。




一般魚類に関するオキアミの生とボイルの消化比較を、日本水産の日水研究所・日水養殖餌研究所のHigaki様にお聞きしましたので、公開いたします。

(1)消化はボイルの方が良い。
  オキアミをミンチ状態にして一定期間投与を続けて魚の排泄物(糞)の量を調べると、ボイルの方が糞の量が少ない。生は、魚が必要としない成分もそのままあるが、ボイルになると不必要な成分の量が減る。生は、自己消化が早く激しいので、食用には自己消化を遅らせる為ボイルにして保管する。

(2)食欲は生の方が断然、活発である。
  臭がある為・・・・ アク・汁が多い。
味がある為・・・・ 汁・身肉がある為

(3)水族館における投餌によると
  生とボイルの投餌分けは、その水族館の方針(好み)による。 ボイルは、水が汚れにくい利点有り。(目的が、魚を育てるのではなく、生活させる為である。)生の新・旧物では格段に新物の方の食性が活発である。

(4)魚の消化液は、酸系統
  魚の食欲と、消化の良否については、必ず消化の良い方を好むということではない。


尚、日水の釣餌用ボイルは、一般に言われている半ボイルです。食用ボイルと区別されています。 

沖アミの検貫
オキアミの検貫
南極での寒波
オキアミトロール船から
母船へ積み替え
母船へ積み替え
2001年4月7日 南極での寒波
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南極大陸
南極大陸

流れ氷
流れ氷

沖アミトロール船
オキアミトロール船
第八鴻洋丸


トロール網揚げ
オキアミトロール船綱揚げ

沖アミの水揚げ直後
オキアミの水揚げ直後





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