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チヌ・グレ釣りファンには興味ある話題!
新聞切り抜きの一部ご紹介文です。
◆チヌとグレの視力は?
チヌやグレの視力と私たちの目の構造の最大の違いは、水晶体のピント調節にあります。私たちの目のピント調節は水晶体の湾曲を利用していますが、グレやチヌの場合は水晶体が移動します。この構造はカメラに似ています。カメラはレンズが動くことによってピントを合わせているからです。魚眼をカメラに例えて彼らの視力について解説しますと、カメラで 良い写真を撮るために重要なのは、レンズ・ピント・フィルム・プリント技術といったところでしょう。これを魚眼に例えますと
(1)レンズ性能=水晶体の性能
これは非常に優れています。水晶体は魚を煮付けた時に白くなる丸い玉ですが、新鮮な魚からこの水晶体を取り出すと、その透明度に驚くはずです。透明度からすれば視力1.0を確保できる性能があります。
(2)ピント調節=グレやチヌは無限遠から、体の半分程度までピント合わせが出来ます。
(3)フィルム=魚眼はこのフィルムに欠点があります。
網膜の視細胞群に相当します。魚の場合、この視細胞の密度が私たちより低いのです。カメラに例えると、フィルムの“きめ”が粗いこと、デジカメでいえば画素数が低いことになります。
(4)プリント技術=得られた像を脳で処理する行程にあたります。
さて、網膜の視細胞密度から私たちの視力を計算すると、2.1〜3.1程度となり、ほぼ実測視力と合っています。それでは視細胞密度から求めたチヌやグレの視力はと言うと、チヌ 0.14、グレ0.13 となります。ですから、チヌやグレの視力は私たちより相当弱いのです。また、さまざまな魚の視力は0.1〜0.5の範囲ですから、チヌやグレの視力が魚の中で特に優れているわけでは無いのです。
(広島大生物生産学部助教授・GFG所属・海野徹也氏)
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